Kaigen21Meiso「音故致新」インタビュー!

  • 2010.01.23 Saturday
  • 12:21




2009年12月にMary Joy Recordingsよりリリースされた待望のアルバム「夜の盗賊」が、

絶大な支持を集めているMC Meisoと、 USの名門インディー・レーベルMushよりリリースする

メルボルンの奇才、Curse Ov Dialectに籍を置くMC Kaigenによる

kaigen21Meiso「音故致新」がリリースとなりました。

共に日本語のラップの可能性を追求し、国際アンダーグラウンドで勝負する前衛的なMC、

二人による実験的かつ革新に迫る意欲作!!!



Producer、Featuring陣にも、国内外から、錚々たるアーテイストが名を連ね、

AnticonのSoleを初め、西海岸Project BlowedのOmid、オーストラリアは、メルボルンのCurse Ov Dialect、

イギリスのBig DadaよりK-The-I???、カナダのEndemik Music、ドープ・プロデューサーScott Da Ros、Equinox,Fake Fourの高速ラップMC Ceschi、

そして、我が国、日本からIll Dance Music,Libyus MusicのMichita、キリコなどと共に活動するDJ Old Fashion、Botanica Del Jibaroのリリースで知られるRL66のMihara、Nejel Mongrelこと、8th WonderのMasashiを迎え、日本から世界へ解き放つ、文化的意義と創造なくして、

現実に成りえなかった二人の情熱が詰まった、素晴らしい作品に仕上がっております!!!



そこで、shabby sic ポエトリーでは、Kaigen21Meisoである、kaigen氏とMeiso氏に「音故致新」リリースについて、

お話しを聞かせて頂きました。



1.本作「音故致新」についてのコンセプトを教えてください。

Meiso:

『音故知新』は言うまでもなく『温故知新』のもじりでタイトルの通り、

『古い音から学び新しい音を作る』をコンセプトにした試みです。

このアルバムの中に、日本語ラップおいて『新しい音』と呼べる物が、はたして作れているか。

皆さんの耳で聞いて確かめてもらえたらありがたいです。



2.Meiso氏とKaigen氏がコラボレーションする事になった経緯を教えてください。

Kaigen:

随分前から「一緒に曲をやりましょう」というお話はしていて、それがようやく実現した形ですね。

元々は08年の夏ぐらいに、自分の次のアルバム用に1曲コラボをお願いしていたのですが、

色々考えているうちにEPにした方が面白いかなと思い、

Meisoさんに持ちかけたところ、快くOKを頂きましたので、

その流れで徐々に曲が増えていき、アルバムにまでなりました。

どうやら日本では異色のコンビと言われているようですが、

インターナショナルなアンダーグラウンドシーンを見たときに、

場所・スタイルは違えど同じようなフィールドを相手に、

日本語でラップしている2人で、"Meiso"でも"Kaigen"でもない、

新しい何かを作りたいなと僕個人的には考えていました。



3.プロデューサー、リミキサー陣についてですが、

どのような経緯で、他ではみることのできない、多彩な顔触れになったのですか?


Kaigen:

EPにしようとなった段階で、Curse Ov Dialectと僕で半々のプロデュースにしようと思っていたのですが、

ちょうどレーベル経由でOmidにコネクションがあったため、試しに打診してみたところ、すんなりビートを提供して頂けました。

全体のバランスを考えた時に、もう少しプロデューサーの数を増やしたほうがいいなと思い、

次にK-The-I???に声をかけ…というような感じで進んでいきました。

リミキサー陣についてはMeisoさんと僕で日頃交流のある方達でお願いさせて頂きました。

リミックスだけでも12インチ切れる内容だと思いますので、是非聴いてください!



4.ジャケットのアートワークは誰が描いたのですか?

Kaigen:

ジャケについて問い合わせが多いので嬉しいです。

これはアメリカ・ミネアポリス在住のアーティスト『Jake Keeler』という方に描いてもらいました。

アンダーグラウンドヒップホップに精通している方は、もしかしたらわかるかもしれませんが、

古くからRhymesayers作品のアートワークを多く手がけている方です。

ちなみに半分ガイコツの顔は、僕とMeisoさんです(笑)

あと余談ですが、ジャケ裏面のKAIGEN21MEISOロゴも説明させてください。

これもアングラ好きにはお馴染みのLex Recordsのアートワークを手がけている、

『ehquestionmark』という方達にお願いいたしました。



5.本作「音故致新」ですが、日本、海外でも発売されるようですが、どのようなレーベルから発売されるのですか? Kaigen:

日本以外はカナダのレーベル『Takaba Records』というところから発売されます。

まだスタートしたばかりで、現在のロースターも日本では、馴染みのないアーティストばかりかもしれませんが、

Meisoさんの『夜の盗賊』に参加していたNoah23も在籍しております。

Takaba Recordsのサイトでフリーのコンピがダウンロードできるので、そちらも聴いてみて下さい。


" target="_blank">http://www.takabarecords.com/?page_id=11

ちなみに英題は『Root Is The New Leaf』です。

タイトルのほとんどは何故か秋葉原の居酒屋で決めました(笑)

日本については、僕のアルバムをリリースするために作った、『Poetic Dissent』というレーベルで発売しております。

今後は自分の作品以外にも親交のある海外アーティストのリリース、及びツアーをやっていけたらと思います。



6.これまでに影響を受けたアーテイストを教えてください。

Meiso:

沢山いすぎて挙げると切がないですが、ラッパーでは今回のアルバム『音故知新』にもゲスト参加してもらった、

アメリカ人ラッパーのCESCHIを紹介したいと思います。CESCHIはハワイのMCも使用する『チョップ』というスタイルの

超一流の使い手で、音程、リズム、抑揚すべてを全く新しいレベルまで、持ってっている開拓者。

去年は『チョップ』のオリジネーターとして知られるMYKAH9氏(of Freestyle Fellowship)とANTICONのSOLE氏と、

ツアーに出ていました。しかも歌も歌い、ギターをかき鳴らしながら超高速ラップを浴びせます。

彼の凄さは約束しますので気になる人はまず『音故知新』の収録曲『源知人』でCESCHIのウルテクラップを、

聴いてみてください。



Kaigen:

Meisoさんが今回のアルバムに参加しているアーティストを挙げているので、

僕はCurse Ov Dialectを紹介したいと思います。

僕も彼らクルーの一人なので、身内自慢みたいになりますが、ご了承ください(笑)

オーストラリアのメルボルンという街出身の5人組ですが、移民の国らしくそれぞれの別のバックグラウンドを持ち、

ステージ上では、各々特有の民族衣装などを身に纏います。

一見その派手なコスチュームや奇抜なトラックばかりに、目や耳を奪われますが、

彼らが歌う内容は人種差別や無知・偏見に対するものなど、ポリティカルなテーマが多いです。

去年は一緒に日本ツアーを行いました。

彼らの最新アルバム『Crisis Tales』というアルバムがドイツの『Staubgold』というレーベルから発売されていますので、

是非そちらも聴いてみてください。



7.これから、どんな音楽を目指して、創っていきますか?


Meiso:

詩、デリバリーなどの技術を高めながらヒップホップの新しい扉を叩き、開いた所で何が出来るか自分を試すつもりです。

今思い浮かんでいるのは、ユニバーサルでシンプルな要素と未開拓で実験的な要素を巧くブレンドする事。

全く違う二つの要素を混ぜて『懐かしいけど新しい』、そんなサウンドを目指したいです。



Kaigen:

そうですね…

この作品にも言えますが、今後も自分たちにしかできない何かをやっていけたらと思います。

プラス後から振り返った時に、ヒップホップ史・音楽史にとって少しでも意義のある作品になっていれば、尚嬉しいですね。

漠然としてますが…そんな感じです。



8.リスナーの方に、メッセージを下さい。

Meiso:

今回のアルバムでは夜の盗賊とはまた違った方向を目指して制作しました。

リリックの面でも今までの作品の延長線上ながらもより遊び心と実験性を含んだつもりです。

比喩表現など比較的難解な表現とストレートで分かりやすい表現を曲などによって、

使い分けいますので曲によって印象は様々だと思いますが、

全体的に楽しいアルバムになったと思います。

また、参加プロデューサー陣は日本では知る人ぞ知ると言った感じかもしれませんが、

国際アンダーグラウンドシーンに貢献している大先輩たちです。

彼らの作品はどれも自分に影響を与えた素晴らしい物ばかりなので、

リスナーの皆さんにとって『音故知新』がいろいろな他の素晴らしい作品への扉を開く切っ掛けになってくれれば嬉しいです。



Kaigen:

このアルバムについては、食わず嫌いをせずにとにかく聴いて下さい!といった感じです。

Meisoさんの言うとおりプロデューサー陣はアンダーグラウンドシーンを切り開いてきた大先輩方、

客演組を含めたMC陣は新鋭といった両者のコントラストもある意味、

温故知新で面白いと思います。

あとは視野を広く色々な意味で冒険してください。

羽があるのにカゴの中に、引きこもっている人が多いなと思ったりします。

 





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  • 2017.10.30 Monday
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